SDGS

SDGsについてAbout SDGs

経緯・背景等

シルバー人材センター事業は、人生100年時代を見据え、地域の高齢者が就業を通じて地域社会に貢献し、高齢者の生きがいや居場所づくりとして重要な役割を担っています。

仲善広域シルバー人材センターは、香川県中讃地区の高齢者の生きがいづくり、健康増進や社会参加の機会を提供することで、単に労務提供のみでなく、地域の特色や実情を踏まえて地域貢献を兼ね備えた高齢者支援事業を官民連携して積極的な取組をしていく組織です。

圏域の高齢化に加え、地域人口の減少により、減少傾向にある会員数の状況については、全国的にも会員数の60歳以上人口比における粗入会率4%近い当センターであっても、改めて取組を強化することが必要となってきています。

平成31年3月に策定された「仲善広域シルバー人材センター中長期計画」の会員獲得目標達成については、コロナ禍の影響などの社会情勢により、会員数が下げ止まらない状況です。

更には、経済活動の停滞によって、令和元年度比で、約20%の契約額の減少に加え、令和5年10月からの「インボイス制度」導入により、消費税非課税事業者扱いの会員就業活動にを支援するセンターの仕入消費税の段階的納付が伴い、発注者負担の増額をお願いすることを避けられない状況が予想されます。

それらの情勢を考慮し、当シルバーセンターでは、会員の提供労務の品質の向上に取組み、提供するサービスが、地域住民に納得いただける成果を生み、長年培ってきた会員の技術と経験を対価に見合う評価をしていていただける組織とするため、SDGsの取り組みを開始しました。

具体的な取組

SDGs達成に向けた重点取組内容(かがわ地方創生SDGs登録)

3側面 SDGs達成に向けた
重点的な取組内容
指標
数値目標
目指すゴール
(最大3つ)
経済 元気な高年齢者の「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」に基づいた良質な労働力と経験値の積極的提供 会員の企業派遣就業契約額を全契約額の50%(R7年度目標)
※R3実績46.2%
社会 地域の公園内清掃などの清掃
経験と伝統技術の伝承のための独自事業の実施
女性の積極的な社会参加促進
公園清掃奉仕 3回/年
※R2 0回、R3 3回実施
神社しめ縄製作提供体制
女性のハラスメント対策など受け入れ体制の充実
(各R7まで通年実施)
環境 請負受注業務における環境に配慮した廃棄物処理と資源リユース処理の実践 事務所内分別処理により、可燃ごみの20%削減。(各地区センター)
所属会員及び職員の廃棄物処理の知識の習得
(R7まで通年実施)
  • 元気な高年齢者の「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」に基づいた良質な労働力と経験に基づいた信頼されるサービスの積極的提供
  • 地域の公園内清掃などの奉仕活動の継続
  • 経験と伝統技術の伝承のための独自事業の実施(しめ縄の製作・洋服の直し)
  • 女性の積極的な社会参加促進(女性会員の入会促進と就業先開拓)
  • 剪定、草刈、不用品回収などにおける分別廃棄処理、従事者が環境に配慮した知識を習得し、環境保護事業への積極的参画

仲善広域シルバー人材センターの事業と紐づくSDGsの目標

SCの事業 紐づくSDGs
の目標
就労を通して、高齢者の健康と生きがいの向上及び豊かな暮らしの実現
年齢、性別、新進の状況、ライフスタイル等に応じた多様な職業機会の提供
地域の美化活動への取組
(清掃ボランティア活動)
行政や社会福祉協議会等と連携した高齢者や子育て世代の生活支援
人手不足企業等へのシルバー派遣
洋服・生地のリサイクルやリユース作品の販売
女性会員の積極的な就業促進と会員増強
共同して社会参加により、地域の福祉の増進と発展に寄与
高齢者の経験、能力を活かした教育や福祉事業への貢献
公園、道路、河川等インフラ管理の手伝い
看護学生実習受入や伝統技術の伝承(しめ縄、洋服の仕立直し等)
就業スキルアップのための講習会等の実施
幼稚園・保育所でのおむつの回収と処理
ふれあい個別収集、焼却ゴミ回収、資源ごみ分別処理の支援業務
  • 元気な高年齢者の「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」に基づいた良質な労働力と経験に基づいた信頼されるサービスの積極的提供
  • 地域の公園内清掃などの奉仕活動の継続
  • 経験と伝統技術の伝承のための独自事業の実施(しめ縄の製作・洋服の直し)
  • 女性の積極的な社会参加促進(女性会員の入会促進と就業先開拓)
  • 剪定、草刈、不用品回収などにおける分別廃棄処理、従事者が環境に配慮した知識を習得し、環境保護事業への積極的参画

SDGsの取り組による展望

仲善広域シルバー人材センターは、少子高齢化の進行、地域における人手不足、圏域自治体が進める高齢者就業施策の方向性を踏まえた上で、将来に向けて会員拡大を核に据えて、安心して参加できる環境を確立したうえでの女性会員の拡大、働き方改革による高年齢者対策満了後の企業退職(予定)者層への働きかけの強化、退会抑制、新しい生活様式に対応した多様な就業機会の開拓などを重点に取組み、特にデジタル社会の到来を念頭に置いて、デジタル技術を取り入れた事業展開を推進します。

家庭に引きこもりがちな女性会員の更なる拡大に向け、需要を求める企業、個人と連携して、多様な働き方の推進を図り、センターの活性化につながる独自事業などを活用した80歳を超えても活躍できる就業機会の創出や就業環境の向上に努めます。